コーチング~スポーツコミュニケーション~第15話
こんにちは!
スポーツの指導者向けのコーチング・コーチをしております小野弓子です。
今回は、指導者という立場の方の「あり方」についてお話したいと思います。
指導者としてスポーツコミュニケーションを通して、選手やチームが成長をしたり結果を出したりする事を成し遂げていくには、コミュニケーションのノウハウやスキルの能力アップ、という事が前提にあります。
数々のノウハウ・スキルが存在しますし、その一部をこちらのコラムでお伝えしてきました。
では、そのノウハウ・スキルを使うだけで、選手やチームに結果が出るのでしょうか?
ここに、「指導者のあり方」という要素が加わって、コミュニケーションノウハウやスキルが何倍にも効果的になることができる、と思うのです。
ノウハウ・スキルは言わば「やり方」ですね。
指導者の人格・考え方・人間力など、これが「あり方」という事になると思います。
やり方ではなく、あり方が指導に影響する。
そして、指導者のあり方は、選手やチームにも影響するのではないでしょうか。
私がコーチングを学ぶときにもよく使われる言葉が
「何を学ぶかではなく、『誰から』学ぶか」。
人は、人に影響される、という事です。
ノウハウ・スキルだけなら、本からも学べます。
だけど、そのノウハウ・スキルを伝える人がどんな人物なのか?という事が指導する側に求められる要素ではないでしょうか。
時代は昭和から平成、そして令和へ。
このコロナ渦の中、ますます変化が求められる時代になりました。
「あり方」はどのように磨いたらいいのでしょうか?
答えは、これが正解!というものは存在せず、人の数だけあるものだと思っています。
まずは、自分のことをよく知ることからスタートではないでしょうか。
それから自分の豊かな個性を活かすこと。
自分が尊敬していて立派だと思う人を観察し、良いところを盗みましょう!
いいモデルがいると早く成長できます!
そして指導者する立場の者として、選手たちからモデルとされるような人物でありたいものですね。
※スポーツコミュニケーション研修は毎月大阪で開催しております。
指導者や保護者の方々のご参加お待ちしております。