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コーチング~スポーツコミュニケーション~第9話

こんにちは!
スポーツの指導者向けのコーチング・コーチをしております小野弓子です。
スポーツコミュニケーションについて、今日は「質と量」のお話しを書きたいと思います。

コミュニケーションに「質」は必要でしょうか?

私たち指導者にとっては「質」はとても重要。そう思いませんか?
単なるおしゃべりや仲良しグループや友人同士の他愛のない会話であれば、
質という観点はそんなに重要ではないかもしれませんね。

ところが私たち指導者は、チームまたは選手の目的や目標を達成させるために
コミュニケーションをうまく使い、彼らの能力を引き上げ、モチベーションを引き上げ、
成果を出すように関わることが求められます。

コミュニケーションの「質」がよければいいほど、成果を出す確率は上がると言えるでしょう。

では、コミュニケーションの「量」はどうでしょうか?
いったいどれほどの「量」があればいいのでしょうか?
これは少なくてもダメ、多すぎてもダメ、適量が必要です。

例えば、考えてみてください。

お互いにメールしかしない。あいさつも励ましもメールのみというコミュニケーションを想像してみてください。
だけど1日に100通やり取りをしていて量は足りているチーム。

極端な例ですが、選手やチームのパフォーマンスは明らかに落ちそうじゃないですか?
チームとして機能しないんじゃないでしょうか。

片や質の高い・本音を話して・言いたい事を話して・正直に話して聞いてもらえる、
いいコミュニケーションを3年に1回だけ取るチーム。
これも極端ですが、質はいいけど量が圧倒的に少ないチーム。

これももちろん、うまくいきませんね・・・!

コミュニケーションには、質と量の両方が大事なんです。
なので、こういう事が言えると思います。

一定の質×一定の量=チームの力

では、どうやって質を上げる?
どうやって適量を見つける?

これが私たち指導者の課題になると思います。

こういう視点で指導に取り組むだけでも、その質と量は上がるに違いありません。

このコラムを通して、よりよいスポーツコミュニケーションのヒントを書いていこうと思いますが、「自分で考えて、やってみて、失敗して、改善して、またやってみて。」
指導者としてこのプロセスが何よりも指導者のレベルアップ&コミュニケーション力アップに繋がると思います。

大阪では毎月、このような観点から学べたりコミュニケーションを効果的にしたりするための研修を開催しています。ご参加いただくことでより理解が深まると思います。
ぜひ一緒に学びませんか、ご参加お待ちしています。