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コーチング~スポーツコミュニケーションとは~第6話

こんにちは!
スポーツの指導者向けのコーチング・コーチをしております小野弓子です。

スポーツコミュニケーション・第6弾として、「力を発揮できるチームとは」という観点からお話ししたいと思います。

力を発揮できる、という事はどういう事でしょうか?
例えば、練習でできた事を本番の試合でできる、ベストコンディションで試合に臨める、成果を出せる、という事でしょうか。

では、力を発揮できるチームとはどんなチームでしょうか?
信頼関係がある
目的とそれに向かうイメージが共有できている
一体感がある
モチベーションが高い
集中している
楽しんでいる
適切なゴールセッティングがありゴールの共有できている
適材適所になっている
役割りがはっきりしていてそれぞれが責任をはたしている
主体性が発揮されている
お互いに勇気づけられている、などがあると思います。

私たち指導者は、成果を出したいと思っています。
成果とは、優勝であったり、〇〇大会に出場であったり、地区予選突破であったり、8位入賞であったり、〇〇チームに勝つ、であったり色々ありますね。

ところが、これら成果=結果というのは私たち指導者の力及ばない領域であり、コントロールが不可能な事なのです。
もちろん、成果を出すためがんばっているのですが、残念ながら成果=結果はコントロールができません。
そのことをよく踏まえた上で、私たち指導者ができることは何か?

そう、それが上に挙げた事に繋がるのです。
私たち指導者ができることは、「力を発揮できるチーム」にすること。

そのために、信頼関係を強化したり、共通のゴールをイメージさせたり、一体感を高めたり、モチベーションを上げたり、というような取り組みをするのです。

それらを具体的にどうするのか?というのはこのコラムの1~5がヒントになると思いますので読んでいただければ幸いです。

ここでひとつ紹介したいのが、
マサチューセッツ工科大学のダニエル・キム教授が提唱する「組織の成功循環モデル」というものがあります。
関係の質→思考の質→行動の質→成果(結果)の質→関係の質に戻る、
成果(結果)の質を高めようと思うと、元をたどって行けば「関係の質」を高めることが重要だと言えます。私たち指導者が、「関係の質」を重視して組織(チーム)をマネジメントしていくことにより「力を発揮できるチーム」をつくる事ができるのではないでしょうか。

スポーツコミュニケーション研修は毎月大阪で開催しております。
指導者や保護者の方でもどなたでもご参加できます。