目標を明確にしてトレーニングを実施すること
トレーニングの役割とは
そもそも、競技スポーツにおけるパフォーマンスを向上させる(上達する)には、練習が一番です。練習無くして、上達はあり得ません。
では、トレーニングの役割とは一体なんなのか?それは、上達する可能性を最大限に引き上げることだと私は考えます。なかでも、練習を休まず続けられるように身体や心を丈夫にしておくことはトレーニングにおける根幹です。
私が重要視するのは、練習というストレスに対する身体と心の丈夫さ・頑丈さ(Toughness)です。
身体や心において大きなストレス
例えば、100万本のシューティングや100万本のピッチング、100万本のランニング・・・が上達するために必要だとします。途方もない反復回数です。
ですが、練習では必要な回数を繰り返します。しかも、予想される様々な状況を想定しておこなうため、とても複雑に身体を酷使します。身体や心において、これは大きなストレスとなります。
当然のことですが、ストレスに耐えられれば上達しますが、耐えられなければ上達しません。それどころか、怪我のリスクが非常に高まります。関節や筋に慢性的なスポーツ障害がおこれば、練習に参加できません。
選手個々に問題点を抽出
選手の体力レベルに合わせて練習を調整し、怪我のリスクを下げることは安全上、必要です。が、トレーニングによって身体を丈夫にすることで、怪我のリスクを下げることは非常に重要です。怪我がなければ、練習を調整することも休むこともありません。
カウンセリングや持久力チェック、筋力チェックを選手個々におこない問題点を抽出。目標を明確にしてトレーニングを実施することが大切だと私は考えます。
選手のToughnessをどう高めるか?競技スポーツにおけるパフォーマンスを向上させる(選手が上達する)上で重要な要素ではないでしょうか。